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校長講話 >> 記事詳細

2018/12/25

第2学期終業式 校長講話

| by 熊女職員101

第2学期終業式

H30.12.21

 

 一年間お疲れさま。4月からの疾風怒濤のような9か月。これは、どの学年にもあてはまると思いますが、いちばん相応しいのは、一年生のみなさんでしょう。一年生のみなさんは、まったく新しい環境の中で訳が分からないまま4月、5月を過ごし、6月の新入生歓迎のバレーボール大会で熊女生になるための洗礼を受け、そして鈴懸祭を経て、ようやく「熊女生」としての立ち振る舞いが身についてきた、そんなふうに見えました。

 

 そんなみなさんも間もなく、求められる先輩になります。二年生の人は最終学年に進み、そして三年生のみなさんは卒業を迎えます。平成最後の年度もあと3か月。一つの時代が終わろうとしています。変えられるのは、自分と未来です。これからも顔を上げ、前を向いていきましょう。

 

 

 みなさんは、一筆箋を知っているでしょうか。「一筆」はひと筆、「箋」は便箋の箋で、ちょっとしたメッセージを伝える際に使う「短冊形の便箋」のことです。一筆箋の売り上げが、ここ数年伸びているというデータがあり、銀座の東京鳩居堂では、売り場面積を2倍に拡大し、品揃えも豊富にしました。銀座という土地柄、学生の来店はあまりないでしょうが、ビジネス街で働く若い世代の方の購入が目立つそうです。

  メールやライン世代の若い人たちが、彼らにとっては「新たな」コミュニケーション・ツールである一筆箋に注目しているようです。 

 

 「短い口に出しやすいことばでも、心のこもったことばはあります。そんなことばは、いつまでも心の中に輝き続けます」。これはマザー・テレサさんのことばですが、

今日は、「心の中に輝き続ける短いメッセージ」を紹介します。それは、家族に宛てた4行のメッセージです。

 

 私には、仙台に在住する友人がいます。杜の都仙台、といっても青葉通りなどの市街地ではなく郊外。郊外というより山の中です。道路沿いの最後の集落からさらに道一本奥に入った所に彼の家はありますが、山肌を開拓した中に立つ一軒家です。

 

 「何でこんな山奥に若いうちから家を建てたんだ。小さなスーパーに行くにも、車で20分はかかるだろう」。「確かに。ただ、ここは時の流れと風の流れを実感できる。想像してみてくれ。夜になれば、どんな季節でも満天の星空だぞ。いいと思わないか」-そういう友人です。

 

 私は、大学生の頃から「終の棲家」は京都にしたいとずっと考えていました。現在は、メガロポリスTokyoのゾクゾクするような怪物性に惹かれている人間ですから、満天の星空は認めても、「コンビニがないと無理」と答えておきました。

 

 その友人を予想もしなかった出来事が襲います。彼の奥さん、仮に多香子さんと呼んでおきますが、多香子さんが、激しい腹痛を訴え病院に緊急搬送されます。さらに大きな病院に転送されますが、そこでの検査結果は冷酷なものでした。病名は、膵臓ガン。しかも末期の段階で、残念ながら手の施しようがありませんという医師の説明です。

 

 彼女は揺れる感情を抑えて、担当の医師に尋ねます。「あとどれくらい生きられますか」、「いつからガンに侵されていたのですか」。医師との会話に耐えられなくなったのは、友人とその大学生の子どもたちの方です。

 

 彼女は、その夜、看護士さんに一筆箋を用意してもらいます。白い無地の一筆箋。そこに文字どおり一筆のメッセージを綴ります。長い手紙を書くことは、もう無理でした。最初の2行にかけがえのない家族への思いを綴り、そして後半の2行にこう綴ります。

 

 「この病気になったのが、パパやター君、マー君でなく、私で良かったと思います。それだけは感謝しています」と。

 この一筆のメッセージに込めた家族への思いが、友人と子どもたちを支えてくれました。そして、今も。

 

 合併症が進んでいたようです。小康状態を得ることなく、多香子さんは翌日息を引き取ります。

  

 これも、マザー・テレサさんのことばです。

「私の行いは大河の一滴にすぎません。でも、何もしなければその一滴も生まれないのです」「大切なのは、どれだけたくさんのことを行ったかではなく、どれだけ心を込めたかです」。

 

 引用させていただき、結びといたします。


09:20