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校長講話 >> 記事詳細

2018/09/03

第2学期始業式 校長講話

| by:Web管理者1

第2学期始業式

H30.09.04

■ 正門から体育館へ向かう途中のクスノキが、現在、枯れそうな状態になっています。

  ブラインド越しですが、私が作業する場所からは近いので、異変には早く気づきまし

 た。冬を越え、春の若葉がつややかな常緑に変わった頃、静かに落葉が始まります。樹

 木を扱う業者の方々によれば、すでに幹が空洞化していて、2,3ヶ月後には枯れるで

 しょうということでした。

  あのクスノキは、本校の前身県立熊谷高等女学校の第1回卒業生の記念樹です。植樹

 されたのは、1913年度。創立90周年で、フェンス寄りの造園事業を行った折り、

 由来を刻んだ石が土の中から発見されたようです。


 倒木の危険がありますから、いずれ伐採することになるでしょうが、さくら会会長さ

 んと何かに活用できないか、考えていきます。

■ 俳優小栗旬さんが「桃太郎」を演じ、その世界を壮大なスケールで描くコマーシャル

 シリーズ。通信大手の人気コマーシャルは「三太郎」シリーズ。それではありません。

  シリーズのスタートは2014年。最終章となる「Episode5(鬼ヶ島)」は2017年です。

 序盤で、桃太郎と「サル」との出会いが明らかになる。自分が最強と信じていたサルと

 桃太郎の壮絶な死闘。それを経て、同志になるシーン。

  後半は、鬼ヶ島での戦いの中、救援を求め、島を脱出するサル。彼は、海岸の岩場に

 打ち上げられ、人間の若者たちに助けられるが、意識が戻ると「桃太郎を助けて」と訴

 える。この懸命な訴えに「これは自分たち人間の問題なのだ」と立ち上がった若者たち。

 サルをリーダーに、俳優野村周平さんら「人間たち」は、桃太郎たちが待つ鬼ヶ島へと

 向かって行く。

 「Episode5」は、リーダー桃太郎ではなく、サルのリーダーシップが魅力の一つになっ

 ています。

■ 実在したサルの群れからリーダーについて、考察を進めてみましょう。

  これからの話は、京都大学の研究者たちが残した記録をもとに構成しています。

  舞台は、20世紀の幸島(こうじま)。幸島は宮崎県南部に位置し、周囲4キロほど。
 ニホンザルの生息地として保護されています。この島のサルを一躍有名にしたのは、
 「イモを洗う行動」でした。

  1953年に、子ザルがサツマイモについている土を落とすために、小川で洗い始め

 たことが確認されています。次第に群れのサルたちも同じ行動を取るようになります。

 その後、イモを洗って食べる行動は、さらに海水で塩味をつけて食べるという行動へと

 進化していきます。1つの新しい行動が他の固体に伝播し、継続する。

  これは、人間の文化の進化と同じ様相です。

  このイモを洗うという行動は、子ザルの果敢な挑戦でした。一頭の若き才能が新しい

 文化を創造し、大人社会を変革した一例でしょう。

                

 

■ この群れにはボスがいます。

  1952年に、京都大学の研究者たちによって認定された初代ボスが、「カミナリ」

 です。カミナリは、人間で言えば90歳の老齢になっても、ボスとして君臨し続けます。

 さすがに衰えは隠せなかったようですが、攻撃性のあるイヌが近づいたりすると、群れ

 を退避させて、一命を賭して敢然と戦った。

  これが、リーダーの存在理由の一つです。

 

  サルの社会では、2頭のサルの間にエサを置くと、どちらか一方がすぐに寄ってきて

 エサを取ります。もう一方のサルは黙ったまま手を出しません。つまり、この2頭の間

 では、どちらが先にエサを取るかは、はっきり決まっているのです。こうした関係を群

 れの「序列」あるいは「順位」と言います。

  序列のトップにあるカミナリは、最晩年には失明します。失明した後、ボスの食べ物

 をかすめ取ろうとする輩が現れますが、そんな時、当時のナンバー2のサルは厳しく叱

 りつけ、群れの秩序を守った。彼は、力で奪うことのできるカミナリの地位を奪うこと

 はしなかった。そして、群れも最期まで、カミナリに礼を尽くしたと記録されています。

   カミナリが老年を迎えた頃、「イカ」という精悍なサルが群れに戻ってきます。

  イカは、当時の群れにいたオスザルに、次々に戦いを挑み、すべてを圧倒します。

  そして、ついにリーダーの地位を狙いに行きます。

  カミナリとイカの戦いは何年にも及びましたが、カミナリの死後ボスになったのは、

 ボスの地位を奪わなかったナンバー2のサルです。イカは戦いではこのサルに勝ってい

 ましたが、群れは、最強のイカをリーダーとは認めませんでした。

  さらに数年後、イカと同じ頃に群れに戻ってきた「ナベ」がボスになります。ナベも

 戦いでは、イカに負けていたオスザルです。しかし、群れは、リーダーとして集団に貢 

 献したナベを選びました。

   サルの社会からの推論ですが、どうやら「リーダーはフォロワーがつくる」ようです。 

 そして、その「リーダーの本質は信頼」にあるようです。これは、人間の社会において

 も、妥当性を持つはずです。

■ 集団におけるリーダーの任務は「決定する」ことです。

  フォロワーの責務は、リーダーに「提言する」ことです。

  リーダーを考えるのに、集団のフォロワーに着目したのは、ロバート・ケリー教授の

  実証的な研究に惹かれたからです。それは「組織が出す結果に対してリーダーが及ぼす

  影響力は、1割~2割。これに対してフォロワーが及ぼす影響力は、8割~9割にのぼ

  る」という簡潔な主張に集約されています。

  当然のことですが、フォロワーシップは、リーダーのリーダーシップとの関係の中で、

  はじめて効果を発揮します。

  間もなく鈴懸祭・体育の部を迎えます。熊女之陣の最終戦、「乙女たちの熱き闘い」

 を制するものは、文化の部以上に「チームとして力」でしょう。3年生が向かっている

 受験も、ベースになるのは個の力でしょうが、その総体としての「チーム力のポテンシ

 ャル」が成果に影響を与えます。

  高校は、学習と集団活動を通して人格形成を行う場です。

  高校生として、チームとして成長できるよう、一つひとつをしっかりやり遂げよう。


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